2012年12月24日月曜日 | ラベル:

除夜のお知らせ




いつも当ブログをご覧頂きありがとうございます。今回が今年度最後の記事となります。
12月31日(月)に井山宝福寺で行なわれる除夜についてお知らせします。

除夜
開催日: 平成24年12月31日(月) 
時間:  23:45〜24:30 (終了予定) 

写真は去年2011年の除夜の様子です。
毎年恒例の除夜の鐘は12月31日11時45分頃より打ち始められます。
毎年たくさんの方が参拝されますが、お越し頂いた方は全員お一人ずつ鐘をつくことができます。当日は大変寒いと思いますので、充分に防寒のご用意をしてお越し下さい。

井山宝福寺と岡山県立大学とのアクティブキャンパス事業も今年で2年目となりました。今年も地域の皆様、井山宝福寺の方々に大変お世話になりました。ご協力いただいた方々にはとても感謝しております。

宝福寺には毎月の黙笑会や暁天座禅、臘八大摂心や行事ごとがあるたび参加、取材させていただきました。「平成大修理見学会」、「わらべ地蔵を被災地へ」、「新聞をつくってみよう!」、「宝福寺ライトアップ2012」、「プライバシー・シェルターを作ろう!」、「宝福寺 真冬の庵」など、広報や運営にも関わらせていただいたイベントもありました。その中で数多くの発見や挑戦があり、自身の成長にもつながったと思います。
改めて厚く御礼申し上げます。

今年の経験を活かし今後もホームページやブログの更新、宝福寺でのイベント活動を行って参ります。来年もどうぞよろしくお願い致します。よいお年をお迎えください。

--光森雅明 / 岡山県立大学大学院 デザイン学研究科1年

2012年12月18日火曜日 | ラベル:

慈しみ ミネハハコンサートin総社





今回は11月7日(水)に行われた、『 慈しみ ミネハハコンサート in 総社 』について報告します。

スタジオミュージシャンを経て、ソロシンガーとして活躍されているミネハハさんのコンサートが、宝福寺にて行われました。
ミネハハさんは“クロネコヤマトの宅急便”、“人形の久月”などを始めとする3000曲以上のCMソングをお歌いになられており、“CMソングの女王”とも言われているそうです。
今回は震災などにより貧窮した社会に豊かさをもたらそうと、ミネハハコンサート実行委員会さん主催のもと、NPO法人 吉備野工房ちみちさんのご協力もあり、宝福寺さんが会場提供という形でご協力されました。


まずはじめに会場にあたり副住職の小鍛治さんから、震災への想いや協力にあたった気持ちなどが語られました。
その後、司会の紹介からきらびやかな衣裳で登場されたミネハハさんは、仏様と客席にそれぞれ一礼されてから歌い始めました。そのパワフルな歌声と強弱の効いた表現力には圧倒され、たちまち宝福寺の方丈がコンサートホールへと変わりました。ミネハハさんは歌を通して震災のこと、家族のこと、地球や自然のこと、未来や希望、チャンスなど多くのことを来場した方々に伝えられました。
また、MCでは優しくて透き通ったお声で、冗談を交えた親しみやすいお話をされ、歌とトークでギャップをみせてくれました。特に、18歳の頃からされていたというスタジオミュージシャン時代のお話では、“クロネコヤマトの宅急便”、“人形の久月”、“サッポロ一番”、“ポンジュース”などといった有名なCMソングを披露された際には、歌に合わせて会場から声があがるほど盛り上がりました。
アンコールに応えて歌われた最後の曲「ありがとう地球」では、お客と合唱して会場全体が一体感に包まれ、コンサートは大成功のうちに幕を下ろしました。


私は取材という形でコンサートに参加したのですが、最終的には一人の観客としてとても楽しんでいました。
また音楽にも興味のある私としては、わずかでしたがプロの歌手やPAさんとお話できたこと、リハーサルからのライブづくりを見学できたことは貴重な経験となりました。

--光森雅明 / 岡山県立大学大学院 デザイン学研究科1年

2012年12月15日土曜日 | ラベル: ,

12月のイベントのお知らせ

 今回は岡山県立大学が宝福寺にて行う12月のイベントについて二つお知らせします。


一つ目は防災について楽しく考える子どもや学生に向けたワークショップです。



『 防災ワークショップ プライバシー・シェルターを作ろう! 〜避難所でも使える自分だけの特別な空間〜 』

災害時における体育館などでの避難所生活は数ヶ月も続く場合があり、プライバシーのなさでストレスが たまっていきます。このようなときのことを想像してみましょう。そこに簡単な材料を使った個性的な プライバシー空間が立ち並べば、沈みがちな気持ちも少し盛り上がり、笑顔が生まれるかもしれません。  今回、身の回りにありそうな材料で、避難者自らも楽しんで作れるような空間づくりを考え、ものづくり への興味や創造力を養う子ども向けワークショップを開催します。

日時:平成24年12月22日(土)9時〜12時(8:45〜受付)
場所:井山宝福寺 方丈
内容:プライバシーシェルターの制作(制作は岡山県立大学デザイン学部の学生と一緒に行います。)
対象:3歳〜中学生 (親子一緒でも参加できます。)
参加費:無料
定員:20名(定員になり次第締め切らせていただきます。)
申し込み・問い合せ先:TEL 0866-92-0024(宝福寺 小鍛治一圭)
主催:井山宝福寺、岡山県立大学


先日12月13日(木)に、大学でプライバシー・シェルターについての学内ミーティングがありました。
主導となる先生を中心に、学生らの個性的な作品について話し合うすることができました。
どれも簡単に楽しく作って遊べるような作品を目指し、お互い意見を交換しながらデザインをさらに検討していくことができました。
お申し込みの上、是非ご参加していただきたいです。








二つ目は宝福寺で行う体験型アートとしての庵(いおり)の展示です。



『 宝福寺 真冬の庵 ~1日限りのインスタレーション~ 』

宝福寺境内(仏殿横の広場)にて、畳2枚ほどの小さな庵を数点展示します。庵は、岡山県立大学デザイン学部の学生有志がデザインするもので、座ってゆっくりお話する場であったり、心を無にして坐禅する場であったりします。年末の慌ただしい時期ではありますが、参拝の折りにお寄り頂きたくご案内します。

12月22日(土)10時~14時(雨天中止)
入場無料・参加自由
問い合わせ先:宝福寺・小鍛治一圭(TEL:0866-92-0024


13日(木)には、こちらの話し合いもしました。個性豊かな庵が建ち並ぶように思います。22日には是非宝福寺にお越し頂き、庵もご覧頂きたいと思います。

--光森雅明/ 岡山県立大学大学院 デザイン学研究科1年

2012年12月11日火曜日 | ラベル:

12月の座禅会の様子





12月8日(土)、9日(日)に、井山宝福寺にて座禅会が行われました。

12月は臘八大摂心(ろうはつおおぜっしん)といい、一年で最も厳しい座禅会を行います。
8日は19時半から、一時間の座禅を三度行いました。
宝福寺に来た時から既に寒くて、禅堂は冷え切った空気で静的な感覚に満たされていました。
夜中の座禅というのは私は初めてでしたが、早朝の時よりも遠くの電車や飛行機の音が轟音に聞こえた気がしました。
茶礼ではうどんや甘酒を頂き、また禅堂の周囲を歩く経行を行い、体を温めほぐしました。
しかし、三度目の坐禅にもなると爪先から凍りついていくような感覚がしました。座禅にも慣れてきたつもりでしたが、疲れとともに背筋が曲がり、脚が固くなり痺れてきているのがわかりました。
そんな中ででしたが、最後に今まで以上に集中力の高まった瞬間がありました。厳しい中だからこそ新しく見つけられたものだったのではないかと思います。
帰る途中、空から雪が降ってきて、本当に寒い夜だったと思いました。

9日の朝は、疲れはありましたが不思議とパッと目が覚めました。
やはり朝は坐禅の合間に外が明るく暖かくなっていく感覚がとてもよいと改めて感じました。
座禅会の後は住職から、方丈の奥の和室にかかっている二つの書“破沙盆”、“下載清風(あさいのせいふう)”という禅語についてお話を聞きました。
茶礼の後、皆で一年の感謝を込めて禅堂を掃除しました。
普段は気にしないような場所も意外と汚れていて、掃除の後は禅堂もいつもよりさっぱり綺麗な感じがして気持ちが良かったです。

--光森雅明/ 岡山県立大学大学院 デザイン学研究科1年

2012年12月4日火曜日 | ラベル: ,

12月の座禅会のお知らせ



12月は臘八大摂心(ろうはつおおぜっしん)が行われます。

臘八大摂心はお釈迦様が一週間座禅をし続け12月8日に明けの明星を見てお悟りをひらかれたにあやかってする修業のことで、宝福寺でも毎年それにならって12月の第2土曜日、日曜日に特別な座禅会が行われています。

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臘八大摂心 (ろうはつおおぜっしん) のお知らせ

12月8日(土)
19:30~20:30 座禅(30分×2回)
20:30~21:00 茶礼
21:00~22:00 座禅(30分×2回)
22:00~23:30 経行(きんひん):歩く行のこと。
       引き続き座禅 (30分×2回)
23:30~       茶礼

12月9日(日)
07:15  受付、初めての方への説明  
07:30~08:30 座禅(30分×2回)
08:30~       総供養 (方丈にて、物故者の供養を行います)
       終わり次第、法話、梅湯茶礼、抹茶茶礼
       禅堂の大掃除 (一年間の御礼をこめて)


対象 :中学生以上
志納金:500円
場所 :禅堂   

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毎月第2日曜日に行われる座禅会の前日から行われます。12月9日(日)のみのご参加も可能ですので、参加されてはいかがでしょうか。

--光森雅明/ 岡山県立大学大学院 デザイン学研究科1年

2012年11月27日火曜日 | ラベル:

11月の座禅会の様子




宝福寺にて11月11日(日)に、毎月の定例座禅会が行われました。

当日は私が座禅に赴くようになって初めての、雨模様となりました。
座禅をしている間も雨音が禅堂に響いていましたが、それがかえって喉の動く音や息遣いなどの周囲の細かな音をかき消して、より集中しやすい環境をつくっていたかと思います。

法話では住職さんから、なぜ座禅をすることが仏教の修行なのかというお話を聞きました。
住職さんは釈迦が悟りを開いた頃から時代を追ってお話しされました。
お話によると中国で仏教が弾圧されていた時代、僧たちが山へ隠れ集団生活の中で文字や言葉に頼らないで真実を伝えていこうとした結果、いまの形を作ったということでした。

身近なことを伝えることで、言葉以上のものが伝わることができるといいます。
禅において「啐啄同時」という言葉があります。教わりたい方の気持ちと、教えたいという方の気持ちが重なることで、言葉以上の真実にたどり着けるということです。

これは私の研究しているインタフェース、インタラクションの分野においても非常に重要で興味使い点であると感じました。
優しい言葉遣いでわかりやすい内容であると同時に、禅や生活の考え方としてとても重要なことであったと思います。


--光森雅明 / 岡山県立大学大学院 デザイン学研究科1年

2012年11月20日火曜日 | ラベル:

宝福寺ライトアップ2012




11月16日(金)〜18日(日)に、井山宝福寺にて『宝福寺ライトアップ2012 もみじと伽藍の織り成す幻想空間』が行われました。

11月の寒い中、3日間とも多くの方が宝福寺を訪れ、その美しく色付いた紅葉が宝福寺の建物と共に照らされる様子をご覧になられました。

設置やリハーサルの様子もみさせてもらいましたが、自然物のライトアップではその時々に合わせて限られた場所でセッティングをしなくてはならない為、ただ明かりを灯すのとは大きく違います。それでもあれだけ美しく紅葉や建物を見ることができたのは、準備していただいたスタッフの方々のおかげでしょう。
また、当日までの企画進行、当日の見回りや駐車場整備をしてくださった市役所職員の方も、大変な仕事であったと思います。
実際に参加してみて、大勢の方が集まるこのようなイベントにおいてトラブルを予防し、時には予想だにしない問題に対しても即座に対応するというのは、経験や高い判断能力が必要な重要な役回りであると肌で感じることができました。

これだけ多くの方が関わるイベントに自身も関われたということは、自分にとって大きな経験になりました。
非常に大変な3日間ではありましたが、やりがいのあるものでとても満足しています。

--光森雅明/ 岡山県立大学大学院 デザイン学研究科1年

2012年11月19日月曜日 | ラベル:

宝福寺ライトアップ3日目






今回も昨晩11月18日の『宝福寺ライトアップ2012』の様子について簡単に報告します。

昨日は最終日ということもあってか、点灯の1時間以上前から既に大勢の方が宝福寺に訪れていました。
お客さんの中には、海外の方や県外から来られた方も多くいました。
昨日は写真をほとんど撮れませんでしたが、最後に消灯作業中に櫓の上から写真を撮らせてもらいました。

ライトアップが無事に終了して、いまはほっとしています。
撮影した写真は、今年のライトアップをまとめたページを作成するのに使用します。

--光森雅明/ 岡山県立大学大学院 デザイン学研究科1年

2012年11月18日日曜日 | ラベル:

宝福寺ライトアップ2日目





今回は昨晩11月17日の『宝福寺ライトアップ2012』の様子について簡単に報告します。

本日は昨日以上に多くの方がライトアップを見に宝福寺に訪れていました。
当日の午前中は雨が降りましたが、晴れた夜は返って空気が暖かく、木々も潤い紅葉狩りには絶好の頃合いとなりました。

ライトアップは本日18日(日)が最終日となります。
お越しの際は防寒の用意を欠かさず、足元にお気をつけてお越し下さい。

--光森雅明/ 岡山県立大学大学院 デザイン学研究科1年

2012年11月17日土曜日 | ラベル:

宝福寺ライトアップ1日目




今回は昨晩11月16日の『宝福寺ライトアップ2012』の様子について簡単に報告します。

この日に合わせて大勢の方がライトアップを見に宝福寺を訪れていました。
開会式が行われ、カウントダウンの後ライトが点灯すると境内は一気に明るくなり見ている人たちからは歓声が上がりました。

ライトアップは土日も18:00〜21:00の間行われます。
宝福寺へは市役所前17:30から30分間隔で運行します無料シャトルバスをお使いください。

--光森雅明/ 岡山県立大学大学院 デザイン学研究科1年

2012年11月9日金曜日 | ラベル: ,

11月の座禅会のお知らせ




明後日の11月11日(日)に行われる定例座禅会についてお知らせします。

写真は7日(水)の宝福寺の様子です。
来週にはライトアップも控えており、宝福寺の紅葉が見頃となっております。
是非この機会に座禅会に参加されてはいかがでしょうか。

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11月の座禅会のおしらせ
開催日:11月11日 (日)
対象 :中学生以上
志納金:500円
場所 :禅堂
時間 :07:15  受付、初めての方への説明    
07:30  座禅(30分×2)    
08:30  法話、梅湯茶礼(ばいとうされい)、お茶・お茶菓子を頂く。    
09:30頃終了
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朝はめっきり寒くなってきましたので、靴下は脱ぐことになりますが防寒のご用意が必要となるでしょう。
日が昇るにつれて空気が暖かくなっていく感覚を、宝福寺にて体験してみませんか。

--光森雅明/ 岡山県立大学大学院 デザイン学研究科1年

2012年10月30日火曜日 | ラベル:

宝福寺11月のイベントについて

今回は宝福寺で11月に行われるイベントについて2つお知らせします。



『 慈しみ ミネハハコンサート in 総社 』
日時:11月7日(水)
開場 18時30分
開演 19時00分
会場:井山宝福寺
料金:前売り2500円
   当日 3000円
(高校生以下は1000円)

ソロシンガーのかたわら、スタジオミュージシャンとしてもご活躍されているミネハハさんのコンサートを宝福寺にて行います。
“クロネコヤマトの宅急便”、“人形の久月”などを始めとする3000曲以上のCMソングをお歌いになられており、“CMソングの女王”とも言われているそうです。
優しい歌声と音楽で、どなたにもおすすめです。




『 宝福寺ライトアップ2012 』
日時:11月16日(金)、17日(土)、18日(日)
18:00〜21:00
会場:井山宝福寺
※ 当日は総社市市役所からのシャトルバスが17:30より30分おきに運行するようです。

宝福寺の庭園にて今年もライトアップを行います。
紅葉の美しい夜の景色をお楽しみいただけます。
是非一度お越し頂けると良いのではないでしょうか。


来月は季節柄いっそう冷え込む時期になることでしょう。
どちらも当日は暖かい格好でお越し下さい。

--光森雅明 / 岡山県立大学大学院 デザイン学研究科1年

2012年10月23日火曜日 | ラベル:

第七回雪舟体験学習






今回は2012年8月3日(金)に行われた、雪舟体験学習について報告致します。

雪舟体験には総社市内の小学生が参加しました。
座禅やお茶、お掃除等を体験するとともに、“雪舟が柱に縛り付けられたまま足でねずみの絵を描いた”というエピソードのように、柱にしがみついて足の指で筆をつかみ絵を描きました。

小学生は午前の間に集合し、はじめに絵の先生、そして住職からお話を聞いて方丈にて座禅を行いました。
普段の座禅よりも短い時間でしたが小学生には大変だったようで、それもまた新鮮な体験だったのではないかと思います。

座禅の後すぐにお茶(茶礼)を行いました。
小学生達はきちっと左右に広がり並んで、見よう見まねのお作法でお茶とお菓子を不思議そうに味わっていました

その後、方丈を片付けていよいよ絵を描くことになりました。
いくつかの柱に分かれて、まず新聞紙の上に練習します。
足を使って描くので、筆の先を安定させることが難しく、皆四苦八苦していました。
それでも小学生は飲み込みが早いのか、本番の紙ではダイナミックな筆遣いでねずみの絵を仕上げていました。
できた絵は並べてかざり、皆で投票して一番うまい絵を決めました。

絵を描いた後は禅堂にて住職からお坊さんの修行生活に着いてお話がありました。
その後修行の体験として方丈のお掃除を皆でやることになりました。
廊下の拭き掃除にもきちんとした作法があり、副住職のお手本を真似て皆で廊下のぞうきんがけを行いました。
皆一様に大変そうでしたが、広い廊下を気持ち良さそうに思い切って駆け回っていました。

雪舟体験が終わってからも、小学生からこのあと夏祭りに行くという話を聞き、元気のよさを改めて感じました。

--光森雅明 / 岡山県立大学大学院 デザイン学研究科1年


2012年10月16日火曜日 | ラベル:

10月の座禅会の様子





宝福寺にて10月12日(日)に、毎月の定例座禅会が行われました。

当日の朝はとても冷え込んでおり、少々薄着で参加したのではじめはとても寒かったです。
しかし、座禅を続けて呼吸に集中してくると、寒さを意識しなくなっていきました。
体を動かしていなくとも、呼吸によって体温が暖まっていく様な感覚でした。

法話では住職さんから、黙笑会の“黙”という字についてお話がありました。
釈迦の弟子であった摩訶迦葉や鎌倉時代の応燈関と呼ばれる日本の禅僧、鈴木大拙や西田幾多郎などの哲学者のエピソードにも触れられました。
“黙”と“語”を対立的にみない禅の哲学について、考えさせられました。

座禅会が終わった頃には、外は秋晴れの澄んだ空から暖かい日がさしていました。
皆さんも、ぜひ宝福寺にて座禅を体験してみてはいかがでしょうか。
--光森雅明 / 岡山県立大学大学院 デザイン学研究科1年

2012年10月9日火曜日 | ラベル:

新聞をつくってみよう! 〜夏休み子ども記者体験in宝福寺〜(4)






8月1日(水)、2日(木)に『新聞をつくってみよう! 〜夏休み子ども記者体験in宝福寺〜 』が行われました。

前回に引き続き、小学生たちは宝福寺のことについて新聞を作りました。
今回は2日目の様子について報告します。


2日目も朝から集まって、新聞作りに励みました。
前日に記事にする文章はできあがっていたので、いよいよ完成を目指します。
文章を新聞にする紙に書き込むと、次は写真を貼り付けます。
写真は山陽新聞社さんが前日に撮影し、印刷していただいたものを各自自由に切り取っていきました。
また県立大学が用意したプリンターを使って、おのおので撮影した写真も印刷し、貼付けることができました。

最後に、題字となる部分を書き込んで完成です。
題字とする内容について悩みながら、色とりどりにペンを使って自分の新聞を仕上げていきました。
完成した新聞の一部は、前で発表されました。
発表された小学生は照れくさそうにしていながらも、皆一様に新聞が完成したことを嬉しそうにしていました。



「新聞をつくってみよう!」では、多くの人のお力添えをいただきました。
宝福寺さん、山陽新聞社さん、参加された小学生や保護者の皆様、イベント告知にご協力いただいた小学校の先生方、企画から現場までお手伝いいただいた岡山県立大学の先生、学生の皆さんに深く感謝します。

また、井山宝福寺のホームページにて「新聞をつくってみよう!」の特設ページを公開しています。
随時更新していきますので、こちらもよろしければご覧ください。




最後に、定例座禅会のお知らせです。
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10月の座禅会のおしらせ
開催日:10月14日 (日)
対象 :中学生以上
志納金:500円
場所 :禅堂
時間 :07:15  受付、初めての方への説明    
07:30  座禅(30分×2)    
08:30  法話、梅湯茶礼(ばいとうされい)、お茶・お茶菓子を頂く。    
09:30  終了
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朝は冷える時期になってきましたが、秋めいた季節の宝福寺は一段と綺麗です。
初めての方もぜひこの機会にご参加されると良いと思います。


--光森雅明 / 岡山県立大学大学院 デザイン学研究科1年

2012年10月2日火曜日 | ラベル:

新聞をつくってみよう! 〜夏休み子ども記者体験in宝福寺〜(3)





8月1日(水)、2日(木)に『新聞をつくってみよう! 〜夏休み子ども記者体験in宝福寺〜 』が行われました。

前回に引き続き、小学生たちは宝福寺のことについて文章にして新聞を作りました。

はじめに山陽新聞社の赤井さんから、取材した記事を新聞にするときの注意点についてお話がありました。
いつどこでなにがあったのかを書く事や、記事の内容に間違いがあってはならないということなど、実際の記事と同じように人に伝わる文章づくりを教わりました。

その後、小学生たちは個別に新聞社さんのご指導や県立大学の学生の協力を受け、新聞を書き進めていきました。
新聞の文章について、もっと悩んだり考えたりしてしまうのではないかと思っていたのですが、各々自由に印象の強かった話について問題なく書き進めていて、速い子だと1時間程度で原稿用紙を埋めてしまいました。
子供たちの着眼点や発想は見ていておもしろく、参加してくれた学生も補助というよりも子供達と楽しく話しながら新聞づくりに協力できたのではないかと思います。

さらに、当日は宝福寺に山陽新聞社さんの「さん太号」が来ており、内部を見学したりできたての号外をもらうことができました。
号外は新聞社さんが午前中に撮った写真や記事が載っていて、その早さに驚きながら子供たちも興味深そうに読んでいました。

--光森雅明 / 岡山県立大学大学院 デザイン学研究科1年

2012年9月25日火曜日 | ラベル: ,

新聞をつくってみよう! 〜夏休み子ども記者体験in宝福寺〜(2)










8月1日(水)、2日(木)に『新聞をつくってみよう! 〜夏休み子ども記者体験in宝福寺〜 』が行われました。

前回の禅堂に引き続き、宝福寺の取材は三重塔へと向かいました。
三重塔はお釈迦様のお墓として600年以上前に建てられたことなどを聞いて、小学生は熱心にメモを撮っていました。
他にも雪舟碑や宝福寺の山号である“井山”の由来となった井戸をまわり、宝福寺の歴史の奥深さに感心したように見ていました。

次に仏殿へ移動し、ご本尊の虚空蔵菩薩や木魚、太鼓などを近くでみることができました。
また仏殿の天井には大きな青龍の絵が描かれており、夜な夜な絵から飛び出しては側にある白連池へ水を飲んでいたという言い伝えを面白そうに聞いていました。

さらにこの日は改修工事中の庫裏の様子も見学しました。
木造建築の工法についてや建物の具体的な歴史に関しては少し難しかったと思いますが、壁や天井の素材についてや、瓦葺きの屋根の重さなどについての素朴な質問が多くあり、興味深そうにしている子もいました。

--光森雅明 / 岡山県立大学大学院 デザイン学研究科1年

2012年9月18日火曜日 | ラベル:

大施餓鬼会の様子









8月18日に大施餓鬼会が行われましたので、今回はその様子を報告させて頂きます。
この日は多くの方が、ご先祖様の霊を供養して頂くために宝福寺に来られました。
位牌が並べられた棚が飾り付けられており、その前を約20名のお坊さんが円を作るように回りながらお経を読まれていました。
供養の後、住職さんからの法話にて今年の大施餓鬼会は締めくくられました。

お経のはじめに叩かれた太鼓の音が方丈内の空気全体を振動させており、その力強さが印象的でした。

--鳥居秀作 / 岡山県立大学大学院 デザイン学研究科1年