2012年10月16日火曜日 | ラベル:

10月の座禅会の様子





宝福寺にて10月12日(日)に、毎月の定例座禅会が行われました。

当日の朝はとても冷え込んでおり、少々薄着で参加したのではじめはとても寒かったです。
しかし、座禅を続けて呼吸に集中してくると、寒さを意識しなくなっていきました。
体を動かしていなくとも、呼吸によって体温が暖まっていく様な感覚でした。

法話では住職さんから、黙笑会の“黙”という字についてお話がありました。
釈迦の弟子であった摩訶迦葉や鎌倉時代の応燈関と呼ばれる日本の禅僧、鈴木大拙や西田幾多郎などの哲学者のエピソードにも触れられました。
“黙”と“語”を対立的にみない禅の哲学について、考えさせられました。

座禅会が終わった頃には、外は秋晴れの澄んだ空から暖かい日がさしていました。
皆さんも、ぜひ宝福寺にて座禅を体験してみてはいかがでしょうか。
--光森雅明 / 岡山県立大学大学院 デザイン学研究科1年