2013年12月31日火曜日 | ラベル:

除夜の様子


除夜の鐘撞きが始まりました。
静かだった境内も、多くの方が参拝に訪れられてから賑わってきました。みなさま打つごとに太い共鳴音が響き、聞いているだけでも煩悩が払われているような気がします。鐘の音を間近で聞くのは初めてなのですが、振動が体全体で感じられてとても心地良いものです。
さて、私もそろそろ打ちに行きたいと思いますので、このあたりで失礼します。
--鳥居秀作 / 岡山県立大学大学院 デザイン学研究科2年

除夜に行ってきます。

これから井山宝福寺の除夜に参加してきます。
新年を新しい気持ちで迎えるべく、鐘を打ってきたいと思います。

--鳥居秀作 / 岡山県立大学大学院 デザイン学研究科2年

2013年12月29日日曜日 | ラベル: ,

2013年の振り返り(2)



岡山県立大学大学院 デザイン学研究科2年の鳥居です。
今年の井山宝福寺さんとの関わりを振り返ると、総社芸術祭や雪舟体験学習、宝福寺ライトアップ2013、秋期特別方丈公開などのイベントのお手伝いのなかで、住職や副住職さん、黙笑会の方々とふれあう機会が昨年よりも多く、宝福寺や禅についてより理解が深まったように思います。その中でも、暁天座禅や臘八大摂心の際に宝福寺に宿泊し、禅宗の作法にしたがった朝食や掃除などの経験がとても印象深かったです。ほんのわずかでも禅の修行を体験することはその場にいればこそで、本やインターネットなどからは決して得られないものでした。

今年はホームページを新たに更新することが主な課題であり、遅々たるものでしたが、11月にその新しいデザインを皆さんにご覧頂くことができました。まだまだ課題点を残しており、現在も改善中ではあります。より良いものとなるよう精一杯頑張って参りますので、来年もどうぞよろしくお願い致します。

--鳥居秀作 / 岡山県立大学大学院 デザイン学研究科2年

2013年12月28日土曜日 | ラベル: ,

2013年の振り返り(1)




岡山県立大学大学院 デザイン学研究科2年の光森です。今年一年も井山宝福寺での活動で多くの方にお世話になりました。ここで感謝申し上げます。

私が今年最も思い出に残ったことと言えば、やはり写真展を宝福寺で行わせていただいたことでしょうか。
初めて宝福寺へ訪れてから約3年が経過し、自分の活動においても宝福寺がテーマのひとつになっていました。毎月の座禅会はもちろん、今年だけでも子ども会や保存修理一般公開、屋外美術展に雪舟サミットなど多くの行事ごとがあり、その都度取材という形でイベントに参加し、当ブログで情報発信を行ってきました。雪舟体験学習などで子ども達の反応が見られるのはとても面白いですし、座禅や法話などは参加するたびに新しい発見があるように思います。
そんな自分たちが行ってきたことを伝える機会として、去年以前のものも含めて活動を総括する写真展を行いました。ご覧いただいた方からはたくさんの感想やお言葉をいただき、大変嬉しく思います。私たちが関わって来れたのは宝福寺の一部だとは思います。それでも多くの人がみて留めるだけの部分を記録させていただいていることに再度気がつきました。このようなことはもちろん多くの方にご理解とご協力をいただいてこそできたもので、改めて感謝申し上げたいと思います。

これからも宝福寺へお邪魔することになると思いますが、来年もどうかよろしくお願い致します。

--光森雅明 / 岡山県立大学大学院 デザイン学研究科2年

2013年12月25日水曜日 | ラベル:

総社市内の散策





岡山県立大学デザイン学部情報デザインコース3年の景山です。
現在、大学の課題のひとつとして、宝福寺やその他総社市内の観光地を扱っています。10月29日火曜日に、総社駅周辺や総社商店街を調査の為に訪れたので、簡単にまとめてみました。

総社駅前には、雪舟が宝福寺で修行していたころに涙でネズミの絵を描いたという逸話を元にして作られた「雪舟もなか」でおなじみの平川雪舟庵があり、実際に買って食べてみました。可愛らしいねずみの形をした皮に粒あんがたっぷり入っていて、とても美味しかったです。

また、総社商店街では、風情ある古い街並みの中をゆっくり楽しみながら歩くことができました。特に、総社商店街筋のシンボル的建物でもある「まちかど郷土館」は、明治時代の面影を残した、白ペンキの塗られた外観が素敵でした。一階に市内の歴史がわかる「歴史コーナー」があり、総社の歴史や文化を知ることができます。

総社は、吉備の国からの歴史もあって古墳も多数あり、雪舟の逸話なども残る歴史を感じられる街で、街並みも味わい深い雰囲気が感じられました。
私はこれまでに総社をじっくり歩いてまわるという機会はなかなか無かったので、今まで知らなかった様々な魅力に気付く良いきっかけになりました。今回の散策で体験したことを、これからの制作にも生かしていきたいと思います。

--景山歩美 / 岡山県立大学 デザイン学部3年

2013年12月24日火曜日 | ラベル:

除夜のご案内


12月31日(火)に井山宝福寺で行なわれる除夜についてお知らせします。

除夜
開催日: 平成25年12月31日(火) 
時間:  23:45〜24:30 (終了予定) 

毎年恒例の除夜の鐘は、来週火曜日の12月31日午後11時45分頃より打ち始められます。
毎年たくさんの方が参拝されますが、お越し頂いた方は全員お一人ずつ鐘をつくことができます。今年の大晦日も冷え込むと思われますので、充分な防寒対策が必要かと思います。
当日は除夜の様子を当ブログにてお伝えする予定です。来られないという方に少しでも雰囲気を味わっていただければと思います。

さて、当ブログは明日も更新いたします。私たちの後輩である岡山県立大学デザイン学部情報デザインコース3年生の景山さんが、10月に総社市内を散策し、その内容をまとめてくれました。どうぞお楽しみにお待ちください。

--鳥居秀作 / 岡山県立大学大学院 デザイン学研究科2年

2013年12月21日土曜日 | ラベル: ,

1月の座禅会のお知らせ



1月の座禅会についてお知らせします。
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1月の座禅会のおしらせ

開催日:1月12日 (日)

対象 :中学生以上
志納金:500円
場所 :禅堂
時間 :07:15  受付、初めての方への説明    
    07:30  座禅(30分×2)
    08:30  法話、梅湯茶礼(ばいとうされい)、お茶・お茶菓子を頂く。
    09:30  終了
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新年が明けてから初めての座禅会となります。新しい一年を迎えるにあたって、まずは気持ちを落ちつけることを目標として参加したいと思います。

--鳥居秀作 / 岡山県立大学大学院 デザイン学研究科2年

2013年12月17日火曜日 | ラベル:

東福寺の見学




11月29日に京都へ行き、臨済宗東福寺派大本山 東福寺を見学しました。
宝福寺の小鍛冶副住職の紹介により、この見学会では東福寺の雲水さんに案内していただきながら、普段は入れないようなところも特別に見学することができました。

通天橋や大禅堂、三門、などの伽藍を見学していくなかで、終始そのスケールの大きさに驚かされていました。また、東福寺の塔頭である龍吟庵、光明院では重森三玲によって作庭された枯山水を、岡山との所縁を感じながら堪能いたしました。

この度の見学を通じて、臨済宗東福寺派の規模の大きさを体感し、それと同時に井山宝福寺の地域性について考えさせられました。この機会を設けてくださった宝福寺の住職、副住職さんと、案内してくださった東福寺の雲水さんに感謝いたします。

--鳥居秀作 / 岡山県立大学大学院 デザイン学研究科2年

2013年12月13日金曜日 | ラベル:

「宝福寺ライトアップ2013」のお手伝いに参加して





11月15日~17日に行われた宝福寺のライトアップのお手伝いをさせて頂きました。
私は昨年も宝福寺のライトアップへ訪れており昨年同様とても寒い日でしたが、今回はお手伝いの途中にお抹茶を頂ける機会がありました。夜ということもありとても冷え込んでいたのですが、温かいお抹茶が体に染み渡り、一息つくことができました。

また、今年の宝福寺のライトアップ中には現代アートの作品も数多く展示されており、こちらも印象に残っています。紅葉したカエデの葉が、作品にそっとひとつ落ちているときの静かな佇まいや、多くの葉で彩られているときの賑やかな様子など、同じ作品でもその時々で違う表情が見えるのが魅力的でした。
さらに、鳥居さんのお手伝いとして写真撮影をしている際に、私が夏にインターンシップでお世話になっていた方と再会する驚く出来事があり、宝福寺を通じた不思議なご縁を感じました。来年もこのようなことがあるか楽しみです。

--窪内順与 / 岡山県立大学 デザイン学部3年


2013年12月12日木曜日 | ラベル:

「秋期特別方丈公開」を通じて



11月22~24日、井山宝福寺では秋期特別方丈公開が開催され、私は3日目のお手伝いをさせていただきました。
この特別公開では、雪舟以外の画家の描かれた作品も有り、宝福寺が多くの名高い方々とも関わりがあるということに驚きました。
今回、お手伝いをするなかで方丈に掲げられた「破沙盆」という禅語のお話を聞けました。
破沙盆とは壊れた擂り鉢のことで、壊れて価値をなくしたものでも、その中から価値を見出すという物事の捉え方を表しているそうです。
そうした教えを目に見える場所に掲げると、自分も常に気を引き締められるのかなと感じました。
禅の心や歴史ある文化に触れることができ、貴重な体験となりました。

--山口悠貴 / 岡山県立大学 デザイン学部3年

2013年12月10日火曜日 | ラベル:

12月の座禅会の様子





12月8日(日)に、井山宝福寺にて座禅会が行われました。

前日の臘八大摂心(ろうはつおおぜっしん)の次の朝だったので、少し疲れが残る中での座禅となりました。しかし座禅会では参加された方が多くおられ、心なしか禅堂の中が暖かく感じられました。今回は年内最後の座禅会となるので、座禅の後、大供養として法要を行った後に茶礼となりました。

茶礼では、住職さんから般若心経の冒頭に出てくる、観自在菩薩(かんじざいぼさつ)についてお話がありました。
観とは、ただ単に目で見ているだけではない、聞いたり考えたりするものの見方を表しています。菩薩とは、修行中でありながら、その時点での力によって人々を救うことのできる修行者のことです。観自在菩薩とはつまり、視覚のみでないものの見方をもち、自在に動き回り救いの手を差し伸べることが出来る菩薩ということだそうです。お経の意味を丁寧に教えていただくことで、ほんの一部ですが理解するできました。

茶礼の後で、こちらも毎年恒例となった禅堂の大掃除を行いました。手が届かない場所もモップで拭き、禅堂の中にしまってあった机や仏具なども出して掃除しました。机は改めて見ると表面がでこぼこした仕上げになっており、建物の古材を使って作られた机だということが副住職さんとのお話の中でわかりました。また掃除をすると気がつかなかった意外なところが砂や埃で汚れていることがわかり、掃除し終わった禅堂は本当に綺麗になりました。掃除を行うことが久しぶりで、自分の身の回りもそろそろ掃除をすべきだと改めて思いました。

--光森雅明/ 岡山県立大学大学院 デザイン学研究科2年

2013年12月9日月曜日 | ラベル:

臘八大摂心の様子




12月7日(土)に参加した臘八大摂心の様子をお伝えします。
19:30から始まったこの会には檀家の方々と私たちで合計6名が参加しました。
朝に行う座禅会とは違って禅堂の中は本当に静かで、自分の呼吸以外に音がないかのように感じました。最初の1時間が終わり、うどんの差し入れを頂いてからは、30分ごとに5分程度の休憩を挟みながらも2時間続けて行われました。

会の終わりにはしょうがの入った甘酒であったまりながら住職さんとお話をしましたが、その時にこの臘八大摂心について伺いました。本来は12月1日から8日の明け方まで一週間不眠の座禅をする厳しい修行で、お釈迦さんが悟りを得られた状況を経験し、その境地に近づくことが目的だそうです。
最後の30分間でうとうとしながら座禅を組んでいた私には想像できないほどの厳しさですが、今後とも集中力を鍛えていきたいと思います。

さて、私は檀家の方々と宝福寺に宿泊したのですが、翌朝5時に起床して部屋や方丈の周り、禅堂を軽く掃除しました。この日(12月8日)の座禅会の様子については明日にお伝えいたします。


--鳥居秀作 / 岡山県立大学大学院 デザイン学研究科2年


2013年12月8日日曜日 | ラベル:

臘八大摂心の報告

臘八大摂心を終えました。長時間の座禅はさすがに疲れました。
明日の定例座禅会に備えて、体を休めたいと思います。
写真は座禅会直後に撮影したもので、寒さ対策のために着込んでおります。
12月9日月曜日に、臘八大摂心の様子を当ブログにてお伝えします。
--鳥居秀作 / 岡山県立大学大学院 デザイン学研究科 2年

(2013年12月8日15:00に追記しました。)

2013年12月7日土曜日 | ラベル:

臘八大摂心への参加

臘八大摂心(ろうはつおおぜっしん)が間もなく始まります。
今晩も冷え込んでおりますが、一年で最も厳しい座禅にチャレンジしてきます!
--鳥居秀作 / 岡山県立大学大学院 デザイン学研究科 2年

2013年12月4日水曜日 | ラベル:

宝福寺ライトアップ2013





11月15日から17日までの3日間にわたって「宝福寺ライトアップ2013」が行われました。
今年のライトアップではお茶席や現代アートの展示など、昨年までとは少し違ったものとなっていました私たち自身も、庫裏内の食堂をお借りしてこれまでの活動をまとめた写真展を行いました。
後輩にあたる岡山県立大学デザイン学部 情報デザインコースの学生にも手伝ってもらったこともあり、無事に写真展の第一部を終えることができました。
来秋もまた、このような機会に見ていただく側として参加していきたいと思います。


--鳥居秀作 / 岡山県立大学大学院 デザイン学研究科2年