2012年8月28日火曜日 | ラベル: ,

新聞をつくってみよう! 〜夏休み子ども記者体験in宝福寺〜(1)





8月1日(水)、2日(木)に『新聞をつくってみよう! 〜夏休み子ども記者体験in宝福寺〜』が行われました。

朝8時から小学生が宝福寺に集まり、山陽新聞社の赤井さんから新聞作りについて教わってから宝福寺の中で座禅体験や建物の見学を行いました。
赤井さんから記者に必要なことをお聞きして、自分も勉強になりました。
座禅体験では、まず副住職から坐禅についての説明があり、皆さん熱心にメモをとっていました。
座禅は15分ほどの短い間でしたが、足が痛かったなどの辛い、難しいといった感想がありました。
逆に、「完璧に坐禅ができた人?」という問いかけにチラホラ手が上がったのも、小学生ならではといった感じがしておもしろかったです。

次は禅堂に移動し、見学をしながら禅僧の修行についてのお話をお聞きしました。
このお話は正直私も初めて知ったことが多くあり、興味深かったです。
座禅だけではなく、生活の全てが修行であるという話は、自分にも思い当たるものがありました。
小学生からは睡眠時間の短さや、食事の少なさが印象に残ったと感想を聞きました。


--光森雅明 / 岡山県立大学大学院 デザイン学研究科1年

2012年8月21日火曜日 | ラベル:

『わらべ地蔵を被災地へ』の様子(2)



















今回は5月27日(日)に、宝福寺にて行われた『わらべ地蔵を被災地へ』についてのレポートです。
中国地方では初めての企画となったそうで、当日は定員を大きく超える55名の方々に参加していただくことになりました。
宝福寺の方丈を広々と使っての彫像講習会になりました。

始めに、宝福寺の副住職からこのイベントの趣旨を説明していただいた上で、全員で短いお参りをしました。
その後、京都から来ていただいた仏師の方から指導を受けつつ各々制作していきました。

私自身は木彫りの像を制作するというのは初めてだったのですが、木材があらかじめある程度削ってくださっていたことや、写真付きのマニュアル、実際の見本のわらべ地蔵などがあったことで順調に進めて行くことができました。
とはいえ私も最後の一時間くらいは指や手首の疲労感がだいぶ溜まっていましたが、全員が最後まで彫りきることができました。
彫り終えた地蔵は、どことなく彫った人に似ているという気がしました。
特に私のは本当にそっくりだと評判で、私もそう思わざるを得ないくらいに似ていました。

ここまでくると愛着のようなものも芽生えてきますが、手放すことが前提の活動です。
最後に地蔵の裏にメッセージを書き、全員のわらべ地蔵に対して供養のお参りを行い、わらべ地蔵たちは被災地へと送られることになりました。
被災されてご家族や大切な人をなくされた方々がどのような思いでおられるのか、正直私にはわかりかねますが、何かのきっかけになれることを望みます。

また「わらべ地蔵を被災地へ」公式サイトでも宝福寺での活動の様子が紹介されていましたので、ご紹介させていただきます。
公式サイトでは頒布の様子も報告されています。
被災地ではわらべ地蔵の数以上に欲しいと希望されるお声があるようです。

東日本大震災復興支援プロジェクト「わらべ地蔵を被災地へ」2012/05/27開催「宝福寺」詳細
http://www.project-warabe.com/event_detail?event_id=46



当日も『平成大修理見学会』が行われておりました。
体験コーナーもたくさんの人で賑わっていたのが、方丈からみることができました。


--光森雅明 / 岡山県立大学大学院 デザイン学研究科1年

2012年8月7日火曜日 |

暁天座禅を通して


8月1日(水)~5日(日)の暁天座禅を、体験させていただくことができました。
5日間を通しての感想をここに記したいと思います。

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初めて体験した暁天座禅でしたが、方丈から緑の豊かな景色に面して行う座禅は非常に心が落ち着くものでした。
明るくなるにつれて蝉や鳥などの鳴き声が聞こえてくる様子は、夏の趣が感じられて印象的でした。
とはいえ、せっかくの良い環境の中にいるにも関わらず、眠気と戦いながら座禅を組んでおり、集中できていなかったことが大きな反省点です。
今後の座禅会にはしっかりと準備をしていき、少しでも禅の深い部分を理解できるように心掛けたいと思います。

--鳥居秀作 / 岡山県立大学大学院 デザイン学研究科1年


5日間の暁天座禅を通して、日々の習慣の中に座禅があるという生活を初めて体験しました。
意外と朝起きるのはすぐに身につきましたが、日中すぐに眠たくなってしまいました。
座禅だけではなく、住職さんからの法話に気づかされることが多く、自分自身が少しでもよい方へ向かうことができるように普段から怠けることのないように頑張りたいです。
暁天座禅は短かったのかもしれませんが、子ども記者体験や雪舟体験など宝福寺では他のイベントも行われ、内容の濃い5日間にすることができました。

--光森雅明 / 岡山県立大学大学院 デザイン学研究科1年

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定例座禅会は9月以降も行われます。是非ご参加されるとよいでしょう。

--鳥居秀作、光森雅明 / 岡山県立大学大学院 デザイン学研究科1年

2012年8月5日日曜日 | ラベル:

暁天座禅最終日


本日8月5日(日)、今年の暁天座禅会も最終日を迎えました。
方丈の中を心地よい風が通り、すばらしい環境の中で座禅を組むことができました。

住職さんからの法話では、『十牛の図』という10枚の絵をもとに、禅において重要な概念である「無」についてお話をして頂きました。終わりの部分で、我々の心は刻一刻とを変化していることを説明され、それが良い変化となることを心がけて明日以降を過ごすように、と住職さんは締めくくられました。

この5日間は非常に貴重な体験であり、かつ自分を省みる良い機会となりました。
是非、来年も参加させて頂きたく思います。

--鳥居秀作 / 岡山県立大学大学院 デザイン学研究科1年

2012年8月4日土曜日 | ラベル:

暁天座禅四日目




本日8月4日(土)で暁天座禅も4日目となりました。
土曜日ということもあってか、80名以上ものたくさんの方が参加されました。

本日の法話では住職さんが中村久子さんの詩と生い立ちを紹介されました。
中村久子さんは幼くして両手両足を切除しなくてはならなくなり、それでも自立した生活をおくるよう努力された方です。
このことからも、ないものを得たいと思うのではなく、自分に元々あるものに気付く、できることを見つけることが大切であるとわかります。
デザインの分野においても、ものごとをシンプルに見つめ直す目は肝心です。座禅をきっかけにそういった心を養っていきたいと思います。

暁天座禅も、明日の一回を残す限りとなりました。
最終日も当日の参加が可能ですので、初めての方も是非挑戦してみるとよいでしょう。

--光森雅明 / 岡山県立大学大学院 デザイン学研究科1年

2012年8月3日金曜日 | ラベル:

暁天座禅三日目



本日で暁天座禅会は中日を迎えました。
平日の明朝にもかかわらず、50名を超える方々が座禅に来られていました。

住職さんからの法話では、ある死刑囚の方による善行の試みに関する話をされていました。このことから、5日間という短い期間であっても、座禅の中で自己を見つける努力をすることの大切さを説かれていました。ウトウトと座禅を組んでいた自分を恥じるばかりです。

また、本日は『雪舟体験学習』という名前で、子ども達に足で筆を持って墨絵を描いてもらうイベントも行われていました。手を使わずに描くことの難しさの中に楽しみを見出しているようで、子ども達は何度も挑戦していました。夏休みの良い思い出となったことでしょう。

今年の暁天座禅会も残すところあと2日です。
まだ体験されたことの無い方は、この週末に参加されてみてはいかがでしょうか。

--鳥居秀作 / 岡山県立大学大学院 デザイン学研究科1年

2012年8月2日木曜日 | ラベル:

暁天座禅二日目





本日8月2日(木)は暁天座禅の二日目でした。
今日もたくさんの方が、庭の見える方丈での座禅をするにあたりました。

法話では住職さんから臨済禅師が自然な生活の振る舞いに仏教の奥義を求められたというお話をしていただきました。
座禅によって自分の本質を見極め、鍛えることが大切なのではないでしょうか。

本日も『新聞をつくってみよう!〜夏休み子ども記者体験in宝福寺〜』が行われ、今日は昨日取材したことを一枚の新聞として完成させる仕上げの作業をしました。
自由な雰囲気で楽しく行うことができ、今回の体験を通じて子どもたちの思い出作りになったのではないかと思います。

暁天座禅は、あす以降も行われます。この機会に参加されることをお勧めいたします。

--光森雅明 / 岡山県立大学大学院 デザイン学研究科1年

2012年8月1日水曜日 | ラベル:

暁天座禅一日目





本日8月1日(水)は暁天座禅の一日目でした。
まだ外が暗いうちからたくさんの方が、方丈にて座禅を体験されました。

法話では住職さんから暁天座禅をする理由や由来について教わりました。
また、寺という場所や座禅そのものの意味も知ることができました。

明日8月2日(木)も受付が朝4時30分から行われます。
一年に一度の暁天座禅ですので是非ご参加されるとよいでしょう。

また、本日は『新聞をつくってみよう!〜夏休み子ども記者体験in宝福寺〜』も行われ、18名の子どもたちが宝福寺の中で座禅体験や建物見学をし、自分たちの新聞をつくりました。


暁天座禅の案内を改めて記載します。
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「暁天坐禅会」のご案内

恒例の「暁天坐禅会」を下記の要領で実施いたします。
当日も受け付けていますので、ご希望の方はご遠慮なく参加して下さい。

1.日  時 2012年8月1日(水)~8月5日(日)まで5日間
2.受付時間 午前4時30分
3.内  容 午前4時30分
  午前4時30分→午前5時開始→午前7時終了
   坐禅(30分×2回)・法話・梅湯茶礼(ばいとうされい)
4.会  費 1日 500円

※初めての方は受付の後、座禅について説明がありますので、なるべく午前4時30分にいらしてください。
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--光森雅明 / 岡山県立大学大学院 デザイン学研究科1年