2013年8月31日土曜日 | ラベル:

施餓鬼の様子







8月18日、日曜日に宝福寺で施餓鬼が行われ、他のお寺からも多くのお坊さんが来られました。
施餓鬼とは、お盆の時に帰ってこられたご先祖様と同時に、俗世をさまよう「餓鬼」も供養する行事です。ここでは少し変わった供養が行われます。
3、4枚目の写真がその様子なのですが、ほぼ全員のお坊さんが、方丈をぐるぐると歩き回りながら読経されるのです。
約1時間ほどこの読経が続き、住職さんの法話で施餓鬼は締めくくられました。

余談ではありますが、この行事で使われる仏具はどれも興味深く、その中に非常に心地よい高音を出す鈴があります。しっかりと写真に収め、またの機会に皆さんに紹介したいと思います。

さて、次回は9月3日火曜日に更新する予定です。私の所属する情報デザインコースの学部3年生に記事を書いてもらいました。先日行われた暁天座禅会に参加してもらったのですが、その体験を振り返った内容となっています。
どうぞお楽しみにお待ちください。

--鳥居秀作 / 岡山県立大学大学院 デザイン学研究科2年

2013年8月5日月曜日 | ラベル:

暁天座禅会最終日





ついに今年の暁天座禅会も最終日を迎えました。
最終日ということもあってか、平日ではありましたが多くの方が参加され、並べられた座布団の3列はほぼ埋まってる状態でした。

本日の法話にて住職さんは、座禅中に余計な考えが浮かんできたときに、消し去るのは難しいならば一度しっかりと考えてみたら良いとおっしゃいました。そうすれば、すぐに考えのネタは尽きて消えていくだろう、とのことでした。確かに、これも自分を省みる方法のひとつとなりそうですね。

座禅会の終わりには、参加者のみなさんで座布団を片付け、障子をはめました。
来月からは毎月定例の座禅会が再開します。その時には、今回の暁天座禅会で教えて頂いたことを実践してみようと思います。

--鳥居秀作 / 岡山県立大学大学院 デザイン学研究科2年

2013年8月4日日曜日 | ラベル:

暁天座禅会四日目




暁天座禅会の4日目を迎えました。
私は昨晩は宝福寺で宿泊したので、午前4時半の鐘の合図で起床してからそのまま暁天座禅会に参加しました。さて、その宿泊の様子ですが、まずは午後8時から約45分間、座禅を組みました。それから15分間で就寝の準備をすませ、午後9時からの読経後は間もなく消灯となりました。

本日の住職さんからの法話は「彷徨い」についてのお話でした。その冒頭でそろそろ長く参加されている人に油断が生まれる頃だとおっしゃっていました。人の考えは彷徨うものなので、それを修正するための座禅であるように、との指摘がありました。
明日で暁天座禅は最終日となりますので、今一度気を引き締めて臨みたいと思います。

--鳥居秀作 / 岡山県立大学大学院 デザイン学研究科2年

2013年8月3日土曜日 | ラベル:

暁天座禅会三日目




今年の暁天座禅会も本日8月3日(土)で中日となりました。
土曜日ということもあってか、前日までよりも多くの方が参加されました。私は今日座禅の最中を撮影させていただきましたが、座っている様子ひとつでもそれぞれ違うように見えて、それが興味深かったです。

法話では住職さんから、“貪・瞋・痴(とん・じん・ち)”の三毒(さんどく)についてお話がありました。これはそれぞれ、“身勝手なむさぼり・些細な怒り・愚かな無知さ”を意味しており、そういったことをしなくて済むように、座禅をして現実を正確に捉えるトレーニングをしましょうというお話でした。


暁天座禅は、あす以降も行われます。ぜひ参加なさってはいかがでしょうか。

--光森雅明 / 岡山県立大学大学院 デザイン学研究科2年

2013年8月2日金曜日 | ラベル:

暁天座禅会二日目




本日8月2日(金)は暁天座禅の二日目でした。
ぽつぽつと雨が降る中ではありましたが、今日もたくさんの方が方丈にて座禅を体験されました。

法話では住職さんから、自由という言葉の意味についてお話ししていただきました。自由とは、自分という枠を取払い全てと一つになることであり、悟りを得た“ほとけ”とは、自分の枠を自由自在に“ほどける”人のことだと教えていただきました。

また、本日は『雪舟体験学習』という、小学生の子どもたちが足で筆を持って墨絵を描くイベントも行われました。足の指使いに苦戦しながら、一様に楽しくねずみや雪舟さんの絵を描いていました。墨絵の他にも方丈での座禅体験や僧堂の見学、禅寺での食事や掃除のお作法を学ぶことで、禅について楽しく触れる機会になったかと思います。


暁天座禅は、あす以降も行われます。この週末に訪れられてはいかがでしょうか。

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「暁天坐禅会」のご案内

恒例の「暁天坐禅会」を下記の要領で実施いたします。
当日も受け付けていますので、ご希望の方はご遠慮なく参加して下さい。

1.日  時 2012年8月1日(木)~8月5日(月)まで5日間
2.受付時間 午前4時30分
3.内  容 午前4時30分
  午前4時30分→午前5時開始→午前7時終了
   坐禅(30分×2回)・法話・梅湯茶礼(ばいとうされい)
4.会  費 1日 500円

※初めての方は受付の後、座禅について説明がありますので、なるべく午前4時30分にいらしてください。
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--光森雅明 / 岡山県立大学大学院 デザイン学研究科2年

2013年8月1日木曜日 | ラベル:

暁天座禅会一日目




本日8月1日、木曜日は暁天坐禅の1日目でした。その様子をお伝えします。

少々湿度の高い朝でしたが、時折吹く風がとても心地よく感じられました。
住職さんの法話では、座禅の心構えについてお話ししていただきました。その中でも「顛倒(てんどう)」という言葉が印象的でした。この仏教用語は、誤ったものの見方のままで行動してしまうことを指します。ものごとを一所懸命に行うにしても、間違った方向のまま進めてしまってはいけません。このように「冷静さを欠いないだろうか」と自分自身を見直す場がお寺である、とのことでした。

このところ、Web制作などで段取りや優先順位を誤ったまま行動してしまうことが多々ありましたので、この5日間を機に省みたいと思います。

暁天座禅の案内を改めて記載します。
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「暁天坐禅会」のご案内

恒例の「暁天坐禅会」を下記の要領で実施いたします。
当日も受け付けていますので、ご希望の方はご遠慮なく参加して下さい。

1.日  時 2012年8月1日(木)~8月5日(月)まで5日間
2.受付時間 午前4時30分
3.内  容 午前4時30分
  午前4時30分→午前5時開始→午前7時終了
   坐禅(30分×2回)・法話・梅湯茶礼(ばいとうされい)
4.会  費 1日 500円

※初めての方は受付の後、座禅について説明がありますので、なるべく午前4時30分にいらしてください。
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--鳥居秀作 / 岡山県立大学大学院 デザイン学研究科2年