2012年3月24日土曜日 | ラベル:

平成大修理の様子(3)



今回も平成の大修理の様子についてお伝えします。

1枚目の写真は庫裏の2階の壁に貼られていた新聞です。
なにが書いてあるか見えますでしょうか。

よく見ると、「明治三十六年」という文字が見えると思います。
こういった所からも建物の時代を推定し、修理作業に活かしているそうです。

2枚目の写真は屋根裏に置かれた梁です。
修理の際に取り除いた梁は、別の場所に持って行かずにこうして保存をするそうで、
これを「小屋裏保存」といいます。虫にや湿気から梁を守るだけでなく、いつ頃のものかを証明するための歴史的な資料にもなるそうです。

平成大修理が、一般的な家屋のリフォームとは違い、様々な観点から進められていることを少しでも感じていただけましたでしょうか。
ここで、これまで紹介したような修理の様子を見学できる、平成大修理見学会についてのお知らせです。
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平成大修理見学会のお知らせ
開催日:2012年5月26日(土)、27日(日)
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見学会では、修理に関わっておられる方に説明をしていただきながら、修理中の庫裏の内部を見ることができます。とても貴重な体験になると思いますので、是非参加されてみてください。
開催時間などの詳細は後日またお知らせします。
--東野
--貞島