2014年5月17日土曜日 | ラベル:

「仏具の紹介」の訂正

2013年10月1日『仏具の紹介と座禅会のお知らせ』と2014年1月8日『仏具の紹介「鐃鈸(にょうはち)」』のふたつの記事について呼称と分類を訂正致します。

まず、「引磬(いんきん)」が「鳴り物(なりもの)」に分類されると紹介しましたが、正しくは「鳴らし物(ならしもの)」といいます。その分類も仏具の中でも音を発するもの全体を総称するものです。

また「鐃鈸(にょうはち)」という呼び方で紹介しましたが、井山宝福寺では「みょうはち」と呼びます。仏具の呼称は宗派によって違うものですが、ここでは井山宝福寺での呼称に従って訂正いたします。そのほか、「鈸(はつ)」「鈸子(はっす)」という別称もあり、こちらのほうがよく使われるそうです。

以上の点を井山宝福寺の小鍛冶副住職にご指摘いただきました。訂正にあたって、小鍛治副住職に淡交別冊 第48号『茶の湯と禅 茶禅一味のこころとかたち』(淡交社,2005)を参考書籍としてご紹介いただきました。以後、呼称などの正確さに気を付けていきたいと思います。

--鳥居秀作 / 岡山県立大学大学院 デザイン学研究科2年