3月9日(日)に月例の座禅会が行われました。
寒さも少し和らぎ、宝福寺の周辺では梅が咲いているのがちらほら見られ、座禅中もウグイスの鳴き声が聞こえ、春の訪れが感じられる瞬間がありました。
座禅後の法話は先月に引き続き住職さんによる般若心経の解説でした。般若心経は全教典を凝縮したものですが、そのなかでも最も重要な一語が「空(くう)」という言葉だそうです。これは「物事は常に移り変わる」ということを表した言葉です。座禅を通して自分の変化を見つけながら今後も座禅会に参加してください、と締めくくられました。
今回の写真は、座禅会の終わりに行われた秋葉宮の見学会の様子です。宝福寺境内の北西にある秋葉宮は以前当ブログでも紹介した「秋葉宮正月大祭」などが行われる場所です。先日工事が終わり、この日が最後の工事見学会でした。瓦には宝福寺の紋である「下り藤(さがりふじ)」の図柄が見られ、その他にも木彫の麒麟や龍の飾りが美しい建物でした。
--鳥居秀作 / 岡山県立大学大学院 デザイン学研究科2年